会社の飲み会が減っている
居酒屋はお酒を気軽に楽しめるお店として人気ですが、現在ではやや厳しい状況にあるとされています。
まず居酒屋に限らず飲食業界は不況が続いているとされていますが、最近ではより気軽にお酒を楽しめるファミレスや牛丼店でお酒を飲む人が増えたということもその理由として考えられます。
こうしたお店では軽く一杯だけ楽しむこともできますし、ひとりで来店しやすいということもあげられます。
さらに費用が安く抑えられますし、ひとりでも気軽に入ることができるので周りに気を使う心配もありません。
そして、自宅で飲む家飲みを楽しむ人が増えていること、コンビニなどで帰宅途中で気軽におつまみやお酒を購入できるということもお店に足を遠のかせてしまう原因と言えるでしょう。
女子会に注目
厳しい状態が続いている居酒屋業界ですが、チャンスが全くないというわけではありません。
かつては男性客が中心でしたが、最近は女性もお酒を楽しむ機会が増えており女子会も頻繁に行われています。
それゆえ、男性客が少なくなってきたと感じている店舗も女性客を取り込む工夫をすることで売り上げアップできる可能性があります。
女性客向けのメニューの開発やソフトドリンクやデザート類の充実も考えていきたいですし、クーポンを配布するなど女性が来店しやすい工夫をしてみることもおすすめです。
女性はきれいなお店やおしゃれな内装を好む傾向がありますので清掃はこまめに行い、小物や家具、食器なども工夫をしてみましょう。
さらに食事メニューを充実させることで、お酒が飲めない人も来店しやすくなります。
食事メニューの充実はファミリー層の集客にも役立ちます。
差別化を目指そう
多くの顧客を取り入れるためには価格を安くするということもひとつの選択ですが、あまりに激安にしてしまうと経営に影響が出てきますし、一度下げた価格を再び上げるのは難しいものがあります。
お客さんはただ安ければ来てくれるというわけではなく、やはり他のお店にはないメニューがあることも大事ですし、独特の雰囲気が楽しめることも大事です。
どこのお店で飲んでも同じというのであればリピーターを作ることは難しくなりますのでそのお店ならではの個性が発揮できることが大事です。
ライバル店のサービス内容やメニューもチェックし、差別化を目指していきましょう。
そして気持ちよくお酒を楽しんでもらうためには接客の良さも大事となりますのでスタッフの教育も欠かさず行っていきたいところです。